3年間の東京生活を経て、大阪へ戻って参りました。居酒屋等、日本酒を楽しんだ記録です。
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 「このは」(土佐堀・肥後橋) で 綿屋【きゅーの心の旅(その2)】
2008年08月28日 (木) | 編集 |
※ミシュランガイド2010で1つ星を取りましたです。

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「よろしいやん」で日本酒にめざめたわたくしは、この店ですくすくと育っていきました。

肥後橋の「このは」さんです。

もう3年前(2005年)になりますかね、OLさんのブログで「このは」の存在を知って、Meetsの特別編集か何かで見た奥さんの優しい雰囲気が好きで行ってみたいと思うようになりました。

秋のある日、思い切って予約の電話を入れました。奥さんの受け答えが素敵でした。いい店に違いないと確信しました。

旦那さんのお料理と、奥さんが提案するお酒がおいしくて、そして雰囲気もほっこりしていて、すごく楽しく過ごせました。わたしが夫婦2人で切り盛りする店が好きになったのは間違いなくこの店の影響を強く受けているからでしょう。

最後の客になったので少しお話をしていたところ、わたしの住んでいるあたりの土地に縁があったので、すごく親近感を持ち、足しげく通うようになりました。

2回目に行った時に、初めて行ったときわたしが飲んだお酒を覚えていたのもうれしかったですね。それから、忙しい時間帯の電話には出ません。出れません。店内のお客が第一。意外とそれが出来ない店ってありますよね。勘定待たせて電話にでるとか。でも、この店の姿勢を見ていると、こちらも電話は迷惑かけない時間にしようと自然と思うわけです。

わたしの思う「ホスピタリティ」の原点はここにあります。店と客とが対等な目線で、いい場を作り上げようという気持ちを正面からぶつけて、受け止めて、返す。

だから、お店を異性に例えてしまうんですかね。ふふ。


あ、日本酒の話してないな。ここでは、奥播磨を燗で飲んでほっこりするのと、菊姫本仕込純米10BYの古酒で〆るのが一番好きでしたが、お料理にあうお酒を、特徴をしっかり伝えてサジェスチョンしてくれるのがありがたかったです。料理のペースはゆっくり目なので、1人で行った時にはいつもしっかり三合飲んでご機嫌になりました。

1人でカウンターの一番手前に座って奥さんとお勧めのお店の話などをしながら飲むのが好きでした。「えの本」「ながほり」の話もここで聞いて憧れを抱くようになったと記憶しています。

飲み友達な女の子を連れて飲みにくることもよくありました。二度一緒にここにくるのは心に決めた人だけ、と心に誓っていました。残念ながら二度一緒に行った人はいまのところいないわけでございます。

1年前に少し、自分の中でボタンの掛け違いがあり、それは自分が調子に乗っていたせいというのもあって、しばらく訪問を自粛することにしておりました。

しかし、ここで食べたハモしゃぶが好きで好きで、どうしても食べたくなって、ついに再訪を決意したのでございます。


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落ち着いたたたずまいです。

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ビールの泡がすてき。

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綿屋 純米吟醸山田錦55(宮城・金の井酒造)。奥能登の白菊もそうですが、震災の被害にあった蔵を応援しようという姿勢も感じられますね。メロンな香り(byみきてぃ=奥さん)。すっと入って後味が切れる感じでよいですね。

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山吹極(やまぶき)純米無濾過本生(山形・朝日川酒造)。「中級者向け食中酒」と銘打ってますが、何が中級者なのかよくわかりません(笑)。口当たりがとろりと、甘さが印象的な味わいでございました。

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睡龍 生酛純米瓶火入れ17BY(奈良・久保本家)。常温で。17BYにしては堂々とした熟成具合な甘い感じの古酒になっとります。


ハモしゃぶの時には白ワインを飲んだのですが、それはまたあっちのブログに書くことにします。


お料理は、最近アラカルトを廃して7000円のコースのみにしたそうです。アラカルトも捨てがたかったですけどね。。。牛肉のしぐれ煮の牛肉がやたらとええ肉で、「このは」の中でベスト3に入る好きなメニューでしたが。。。あと、「丸十ってなに?」という女の子との会話ができなくなるじゃないですか(笑)

今回は、「ハモしゃぶ必須」との事前依頼により、おそらく8000円程度のコースになっております。

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突き出しは、焼き茄子、汲み上げ湯葉、オクラ、いんげん、だだちゃ豆はすり流し

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お造りは、ハモ焼霜、カツオ、サンマ。焼霜すきだわー。

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毛蟹しんじょともずくのお吸物

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ハモの付焼き。これくらい大きめにした方が、かちかちにならなくていいと思う。

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炊き合わせは、煮穴子、焼豆腐、かぼちゃ

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小鉢

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天ぷら

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そして夢にまで見たハモしゃぶ。出汁がうまいんです。

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雑炊にしてくれました。おなか一杯で半分残しましたすいません・・・

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デザートはいちじくの寒天寄せ。さわやかです。


久しぶりだったので、しばらくはリズムが合わなかったけど、帰る頃には昔と変わらぬ状態に。

奥さんが言うには、他の常連さんが、「いつも端で1人で飲んでたかた、しばらく見かけませんね」と心配してくださってたらしいです。こちらは全然存じ上げないのに心配していただいて・・・。ちょっと泣きそうになりました。

好きな「このは」だからこそ言わなければいけないのかもしれませんが、7000円になったコース、5000円だった時と比べて明確にこう違う!というのが少し見えにくかったのが気にならなくもないのです。それでもわたしにとっての癒しの空間であることには全く揺るぎのないところでございます。



「このは」 
大阪市西区土佐堀1-1-14 RIO土佐堀1F
06-6445-0058
17:30~22:00(LO)
日・祝休
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